クレジットカード マスターを楽しみながら学ぶ

オプションプレミアムの10円を差し引いてもまだ10円の利益が残るのだ。 オプションの権利と義務プットオプションは「売る権利」である。
プットオプションのショートポジションとは「売る権利」を売ることである。 「売る権利を売る」とは何なのか。

「なんらかのモノをなんらかの価格で売る……ということを売る」のである。 「売ることを売ることの説明に入る前に、オプションの基本構造についてもう一度復習しよう。
オプションは権利である。 一定の条件を満たせば行使することが可能な権利である。
権利を行使するということを、逆の立場でとらえてみよう。 誰かが権利を行使した場合、必ず権利を行使される人がいる。
「行使されてしまう」という義務を負う者が存在するのである。 売る権利を行使する場合には、売られる人が存在する。
もしも、あなたが誰かに対して売る権利を行使する場合、その誰かはあなたからモノを買わねばならないのである。 あなたが水戸納豆を私に50円で売る権利を有している場合には、私は50円であなたから水戸納豆を買うという義務を負うのである。
私があなたに「水戸納豆を50円で売るという権利を売った」ということは、あなたは私に「場合によっては水戸納豆を50円で売りつけることができるという権利を買った」ということであり、一方で、文章が長くなって恐縮だが、私は「あなたの求めに応じて50円で水戸納豆を買わねばならないという義務を負った」ということなのである。 「売る権利を売った者(この場合、私)」は、その瞬間に「買う義務を負った者」にもなるのである。
オプションの買い手は「なんらかのモノをなんらかの価格で売れる」権利を手にすることになり、オプションの売り手は「なんらかのモノをなんらかの価格で売られる」義務を負うことになるのだ。 「相手によって売られる」ということはとりもなおさず「買わねばならない」ことを意味する。
オプションの売り手は、すなわち「なんらかのモノをなんらかの価格で買わねばならない」のである。 ここで、またまたインスタントラーメンで考えてみよう。
ラーメン・プットの売り契約とは、10円のプレミアムを支払えば、オプションの買い手は1年後にラーメンを100円で売り手に対して売りつけることができるという契約を指す。 あなたは次のような予想をしたとしよう。


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